保護犬・保護猫とペットショップ、どっちが正しい?本当に大切なのは迎えた後の愛情です。
保護犬・保護猫とペットショップ、どちらから迎えるべきか悩んでいる方へ。命に優劣はありません。本当に大切なのは迎えた場所ではなく、その子を最後まで愛し続けること。新しい家族を迎える前に考えてほしいことをお伝えします
保護犬・保護猫とペットショップ、どっちが正しい?本当に大切なのは迎えた後の愛情です
新しい家族を迎えようと考えた時、多くの方が一度は悩むことがあります。
「保護犬・保護猫を迎えるべきなのか。」
「それともペットショップで出会った子を迎えるべきなのか。」
インターネットやSNSでは、「保護犬や保護猫を迎えたから偉い」「ペットショップから迎えるのは良くない」といった意見を目にすることも少なくありません。
もちろん、その背景には劣悪な繁殖環境をなくしたい、無責任な繁殖を減らしたいという願いがあるのでしょう。
その想いを否定するつもりはありません。
しかし私は、その言葉を目にするたびに、どうしても心に引っかかることがあります。

ペットショップの犬や猫に罪はありません
今この瞬間も、ペットショップで新しい家族との出会いを待っている子たちがいます。
ガラス越しに人を見つめ、尻尾を振り、抱っこされると安心した表情を見せる子たち。
その子たちは、自分がどこで生まれたのかも知りません。
「売られている」という意味さえ理解していません。
ただ、人を信じ、ごはんを食べ、遊び、眠る。
私たちが愛する犬や猫と何ひとつ変わらない命です。
もし、「ペットショップから迎える人がいなくなればいい」と言うのであれば、その子たちはどうなるのでしょう。
売れ残った子たちの未来まで考えた上で、その言葉を口にしている人は、どれほどいるのでしょうか。
保護犬・保護猫を迎えるという素晴らしい選択
一方で、保護犬や保護猫にも、たくさんの命があります。
人に捨てられた子。
虐待を受けた子。
飼育放棄された子。
人を信じられなくなってしまった子。
それでも新しい家族と出会い、少しずつ笑顔を取り戻していく姿を見るたびに、私は胸が熱くなります。
保護犬や保護猫を迎えることは、本当に尊い選択です。
だからこそ、その選択を心から応援したいと思っています。
本当に問題なのは犬や猫ではなく、人間です
でも、忘れてはいけないことがあります。
本当に向き合うべき相手は、保護犬や保護猫を迎えた人でも、ペットショップで迎えた人でもありません。
問題なのは、人間です。
利益だけを優先して命を増やす人。
安易な気持ちで飼い始め、「飽きた」「引っ越す」「子どもが生まれた」そんな理由で命を捨てる人。
避妊去勢をせず、無責任に命を増やしてしまう人。
そうした人間の行動があるから、保護犬や保護猫が生まれます。
そして、命を商品として扱う仕組みがあるから、ペットショップに動物が並びます。
原因を作っているのは、人間です。
犬でも猫でもありません。
だから私は、迎え方だけで人を評価したくないのです。

どこで迎えるかより、どう愛するか
ペットショップで運命の出会いをした人もいます。
「今日は見るだけ」のつもりだったのに、一匹の子と目が合い、その瞬間に「この子だ」と感じた。
そんな出会いもあります。
一方で、保護施設を訪れ、その子の過去を受け止め、「この子を幸せにしたい」と迎えた家族もいます。
どちらも、命を大切に想う気持ちがあったからこその出会いです。
どちらが正しくて、どちらが間違っているという話ではありません。
命は、迎えた場所で価値が変わるものではないからです。
本当に大切なのは迎えた後の時間
家族になるということは、その日がゴールではありません。
毎日のごはん。
散歩。
一緒に遊ぶ時間。
眠る姿を見て笑顔になる日々。
病気になれば心配し、高齢になれば介護をする。
眠れない夜もあるでしょう。
医療費に悩むこともあるかもしれません。
それでも、「うちの子でいてくれてありがとう。」
そう思い続けられる時間を積み重ねていく。
その時間こそが、本当の家族なのだと思います。

新しい家族を迎えようと考えているあなたへ
もし今、大切な子とのお別れを経験し、新しい家族を迎えようか迷っている方がいるなら、どうか周りの声だけで決めないでください。
保護犬だから。
保護猫だから。
ペットショップだから。
そんな言葉ではなく、自分自身の心に問いかけてください。
「私は、この子を最後まで幸せにできるだろうか。」
その覚悟があるなら、その出会いはきっと間違いではありません。
命に優劣はありません
保護犬も。
保護猫も。
ペットショップの犬も。
ペットショップの猫も。
どの子も、生まれてきたことに罪はありません。
私たちにできることは、命に優劣をつけることではなく、一つひとつの命を大切にすることです。
そして、もう二度と捨てられる命が増えない社会を目指すことではないでしょうか。
どこで出会ったとしても、その子は世界に一匹しかいない大切な家族です。
どうか、その出会いを最後のその日まで大切にしてください。
そこにあるのは…「命」です。






